Luxembourg Art Prizeと2枚目の芸術功労証書の授与

Luxembourg Art Prizeと2枚目の芸術功労証書の授与

1/25の夜、Luxembourg Art Prize(ルクセンブルグ・アート・プライズ)からメールが届きました。

Luxembourg Art Prizeは、ルクセンブルク公国のPinacothèque(ピナコテーク美術館、代表 Hervé Lancelin エルヴェ・ランスラン氏)が主催する国際芸術賞です。
私は2021年秋にこの芸術賞に挑戦して、入選こそしなかったけれど、美術館から特に賛辞に値すると認められたアーティストに選ばれて、芸術功労証書を授与していただきました。その年の12月の事です。

で、今回は何だろう?
夜に届いたそのメールを、時差-8時間の彼の地を思い浮かべながら開くと…

「審査員団からあなたに対する賛辞がありました。審査員団からあなたに賛辞および激励の言葉が贈られたことをお伝えします!
ピナコテック美術館はルクセンブルク芸術賞コンクールへの参加に際し、あなたに芸術功労証書を授与することを決定しました。これは誰もが手にできるものではありません!(続く)」

あれれ?なんか間違えてない?と思うけど、美術館にたぶん日本語出来る人なんていないし、雛形でも使いまわして何かを伝えたいのかなと思い直して読み進んでいきます。

「幾つかの言語においては、翻訳や文章表示の間違いが指摘され、その間違いのために、芸術功労証書が、単に参加したことを証明する証書として全員に交付されるように受け取られる確認されましたが、それは誤りです。その旨をここにお詫びいたします。
ここで再度喚起しておきますが、芸術功労証書は、アーティストがファイナリストまたは受賞者でない場合であっても、美術館が特に賛辞に値すると認めたアーティストのみに授与されるものです。(以下省略)」

なるほどー!、ありがとうございますっ!
よく気づいてくれました!!
実は1年前にいただいたのは「参加証書」と書いてあるものだったんです。。
知り合ったイタリア人とか、英語の証書をもらっている人の内容を確認しましたが、彼らの証書のタイトルは「CERTIFICATE OF ARTISTIC ACHIEVEMENT」でした。
うーん、かなり違うんだけどなぁ…と思いつつも、日本語難しいだろうし、ま、いっか、で終わってました。
私自身が大切にしたいものはタイトルではなかったので。

で、1年も経った今、こんな素敵な取り計らいをしていただけるなんて、なんともありがたい事です。本当にしみじみ思いました。
ランスランさんと美術館の皆さん、ありがとうございます。
私と私の製作3ヶ月の大作は、貴方達にあたたかく取り扱っていただいて、大変光栄で幸せです。

Luxembourg Art Prizeには、またいつかパワーアップして挑みたいと思います。

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過日、「流 浪 ( RU RO )」と題したテキスタイル作品で応募した国際芸術賞であるLuxembourg Art Prize(ルクセンブルグ・アート・プライズ)について、主催するルクセンブルク公国のPinacothèque(ピナコテーク美術館)より参加認定証をいただきました。

創作した作品がLuxembourg Art Prize 2021の選考に値するものであった事を大変喜ばしく思っています。

これからも更に腕を磨き、より良い創作が出来る様頑張っていきます。

Kazutaka WATANABE

Luxembourg Art Prize 2021 応募作品製作記

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ルクセンブルク公国の国際芸術賞に生まれて初めて応募してみました。
何というか、とにかく楽しい挑戦でした(^^)

きっかけは結構漠然としたところからのスタートでしたが、1年くらい前から製品をつくり出す過程でいつもと違う事をやってみたいと思うところがあって、他にも自身の今を映すアイコンの様なものを表現したみたいと思ってみたり、今を映すものだからデザインスタディ的な位置付けも含めたい、、なんていう事を考えていました。
それである時Luxembourg Art Prize(ルクセンブルグ・アート・プライズ)の存在を知って、これだって思ったんです。

私の場合、アートに興味はあっても作者になる機会はこれまでなかったので、あまり難しい事は考えずとにかく自分のイメージを形にする事を第一に取り組んでみる事に。
テキスタイルは今年リリースする予定の製品で使用する帆布を利用してつくってみようと思い、結果的に構想に約半年、設計に約2ヶ月、製作に約1ヶ月程度かかりました。

作品を形造るものは、後々製品にするオリジナルの創意工夫が入ったもの。
試作と設計変更を繰り返して製作期間がみるみる激減していく際は、焦りながらも、つくりたい形を意識して冷静に作業に集中していきました。
そして使用する帆布(何と1.5m×8mという大きさ!)にチャコペンで正確に線を引き、カットし、アイロンワークで形を整え、縫製していきました。
ボタンや金具も含めると部品総数は1,200点以上。これを最終的に1つにするのはとっても大変な作業でした。
作品の応募締切は9/30でしたが、結果的にギリギリで間に合いました。

この作品はまずオンラインブティックをデザインして一番目立つところに飾ろうと思います。
そして、いつかリアル店舗を出す機会が訪れた時に良きアイコンとして飾るつもりです。

素晴らしい機会に感謝です。

Kazutaka