Adjustable pencase for 3 pens Leather (以降AP3と省略) は、3本挿しのペンケースです。
AP3は、収納する筆記用具などの長さに応じて収納ポケットの深さを3段階に変えることができます。
特徴
収納ポケットの中央から下は背面に固定されておらず、2つの折り曲げ部を持ちます。この折り曲げ部を手前に折り返してホック留めすることにより、収納ポケットの深さを70mm、90mm、110mmの3段階に調節可能です。
例えばクリップのない短いペンでも、収納ポケットにすっぽり隠れてしまうことがありません。
長いものから短いものまで、同じように収納ポケットからボディの先をのぞかせて、指で取り出しやすいポジションに収めることができます。
また、ジッパー式の内部に複数のペン類をまとめて収納するペンケースでは、携行時などに大切なペンが収納空間内で動くことでにキズが付きやすく、常に場所が変わる構造上、手に取る際に必ずケース内をまさぐる必要がありましたが、本製品ではその様な心配・煩わしさもありません。
収納ポケットの開口部と2つの折り曲げ部には、マチの折り返しがあります。こちらは、①ペンを挿入した際に、②ペン先が折り返し部分の内側に触れることで、マチを広げるきっかけをつくります。そして③収納ポケットは、ペンを奥へ挿し込んでいくに従って徐々に外側に押し広げられていきます。
マチの折り返しは、開口部・折り曲げ部共に、ペンを挿し込んだ時にマチの端につっかえることも防止しており、これによって収納ポケットへのスムーズなペンの挿入を実現しています。
収納ポケットの奥にあるすべり込みガイドは、靴に足を入れる時の靴べらの様な役割をします。太いペンや、ラバーグリップのペンなど、収納ポケットに入れづらい場合は、すべり込みガイドをつまみながらペンを挿し込むと入れやすくなります。
すべり込みガイドは上下に稼働域をもち、上からAの部分まで繋がっています。こちらは収納ポケットを折り曲げて使用する際に折り曲げ部の底になる役割も兼ねています。マチのある革の収納が途中から折れ曲がる構造を実現している工夫になります。
機能部を除き直線を基調にした造形で、革製品というよりも紙袋や折り紙などの紙に見られる作りの雰囲気をもつ形状も特徴です。また、細部にも技巧を凝らしています。
仕様
素材 ：牛革 (エコレザー認定革)
カラー ：黒
寸法 ：W78mm×T 約225mm×D 約30mm (フラップを閉じた時の寸法)
筆記用具の収納サイズ ：
重量 ：約66g
その他 ：
知的財産
特許 ：出願済
意匠 ：出願済
革について
本製品の牛革は、植物タンニン鞣し、染料仕上げ、オイルレザー仕上げを行っています。
原皮(げんぴ)は食用牛から採取したものを使用し、アカシア属を主とした植物タンニンで鞣し加工を行っています。
染料仕上げは革の繊維自体に色をつけることで、個体の個性を生かした銀面(革表面)に仕上げています。この銀面は、天然皮革らしい匂い・手触り・元々の生地の傷・トラと呼ばれるしわでできた縞(しま)模様・血筋・擦れ・ムラなどが確認できる仕上げで、同じものはありません(いずれも大きなものはありません)。
顔料仕上げの革表面と違い、より経年の変化を楽しむことができる仕上げとなります。
経年変化は使用環境によって日々目に見えないレベルで微細に変わり続け、少しずつ使い手に馴染み、自然なツヤが出て味のある風合いに徐々に変わっていきます。
革らしい復元力もあり、小さなすり傷などは指やオイルでこすることで、目で見て気にならないレベルにすることができます。
オイルレザー仕上げはベタベタする性質のものではなく、手で触れた時の滑らかな手触りを実現しています。
長年ご利用いただくために、水分、極端な高温、強い直射日光下への放置などは避けてください。
お手入れ
・本製品に使用している牛革には、革自体のうるおいを保つためのオイルが染み込んでいますので、当初の日常のお手入れは柔らかい布を使った乾拭きがお勧めです。
・水に濡れた場合は、柔らかい布などで軽く押さえるようにして素早く水気を取り除き、陰干ししてください。
・長くご利用になっていく課程で表面が乾燥気味になった場合は、皮革専用クリームで保湿してください。
・保管の際は温度・湿度の高くない場所に保管してください。
製品のお届け・アフターサービス・取り組みについて
・(2025年5月25日現在) こちらの製品は受注生産品です。お届けは注文から2〜3週間後となります。
・修理・ご相談のお問い合わせはメールで inquiry@inspithink.tokyo 宛にお願いいたします。
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| お問合せ | 必須：お名前(ニックネーム可) 、 返信メールアドレス 、 お問合せ内容 |
| 修理 | 必須：ご氏名 、 返信メールアドレス 、 破損状況(いつ・何によって・写真の状態になったか) 、 破損状態の写真(ファイル添付) 任意：ご相談・ご質問事項、お電話番号など お問合せ内容を確認し、対応方法をご案内させていただきます。 |
・お客様の安心と市場の安全のため、ひとつひとつの製品は真贋判定を実施可能です。