スマホリング使用者のためにデザインしたスマホ専用の座布団(ざぶとん)、 SMARTPHONE BASE (スマホ・ベース)

2020.08.26

スマホリング使用者のためにデザインしたスマホ専用の座布団(ざぶとん)、 『Smartphone Base』

スマホリング付きのスマートホンは平らなところに置いて操作しようとするとガタガタしてしまいます。
スマホベースは、スマホリングで背面が凸凹になったスマホ用の座布団です。
この上に乗せるとガタガタせずに安定した操作ができます。

スマホ・ベースなしとありの比較(計算機アプリ)
スマホ・ベースなしとありの比較(Pokémon GO)
スマホリング使用者のためにデザインした専用の座布団(ざぶとん)、 『Smartphone Base』

スマホの座布団(ざぶとん)
Smartphone Base(スマホ・ベース) ¥1,000(税込)
サイズ:T135mm×W72mm×D45mm
材質:Leather(アラバスタ(牛革))

製作について

今回は製作についてのお話をさせていただきます。

今は基本的に全て作者が作業しています。

工程としては、

1.着想
2.イメージデザイン作成
3.設計
4.型紙製作
5.材料選定
6.試作
7.レビュー
8.本製品製作

という段階を経ています。

1.着想
思い立ったらすぐにメモをしています。
忘れないうちに書き留めておくのが大切なので、すぐ書くクセをつけています。
しかし、飲食店のナプキン、ノートの余白などなど、統一性のない物にあれこれ走り書きをするので、放っておくと収集がつかなくなったり。この落書きは多分30年くらい続けています。
今はスマホがあるので写真を撮ったり、手書きメモを残したり出来るので随分便利になりました。
現在、アイディアはリスト化して管理しています。

2.イメージデザイン作成
基本はデザイン画ですが、頭の中で展開しきれないようなモノは即興で工作して作っています。切ったり、貼ったり、折ったり、書いたり、とにかく着想したモノを具体的にイメージのわくビジュアルにしています。

3.設計
ほとんどの場合、Adobe Illustratorで図面を書いています。
関係する物の調査が必要な時は、この段階であれば具体的に知りたい事が細かくわかっている状態なので、自分の目と足を使って調べています。
パッケージもこの段階で考えています。

4.型紙製作
レザークラフトの場合はIllustratorで型紙を書き、紙に出力したあとでポリプロピレンシートに貼り、切り抜いて製作しています。

5.材料選定
最初に丈夫で、安全で、使いやすい物を選びます。
他に利用シーンを想定して色や素材を決定しています。
Key sheathの場合であれば、ナスカン(引っ掛ける部分の金具)のバネやデザイン(特に可動部の形)、革の見た目にもこだわりました(下の写真はナスカンの例です)。

製品版(左)
・バネがしなやかでナスカン開口時の力加減が一定
・バネが内部に収納されている
・突起部分の少ないデザイン
・やや太めで頑丈
試作品(右)
・バネが硬くナスカン開口時の力加減は開けるほど硬い
・バネの端が飛び出している
・突起部分が多いデザイン
・細めでややチャチ

6.試作・レビュー
先に安価な素材でモックアップを作る事もあります。
試作・評価して良いモノが出来なかった時はまた設計からやり直しています。
Key sheathの場合ですと、小さな設計変更も合わせると7回目のデザインで製品化しています。

製品製作
製品版の製作となります。
Key sheathの場合は手縫いですが、厚さが約9mmあるので、針の穴あけや針の通りが硬く時間をかけて縫っています。

レザー製品以外の製品も発売予定ですが、着想〜設計、全体プロセス管理はINSPIThinkで行なっていきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

剣の鞘(さや)のようなキーケース – KEY SHEATH(キー・シース)

剣の鞘(さや)のような小型で凝縮感の高いキーケース – Key sheath(キー・シース)

個性的なアイディアキーケース(キーホルダー) - Key sheath(キー・シース)

鍵は様々な形状と持ち歩きたい数があり、ベストなキーケースは人それぞれですが、Key sheathは厚みのない鍵を2つまで保管出来るキーケースです。

鍵を保管するキーケースやキーホルダーは、多くの場合『穴に通す』か、『穴に通して(何らかの形で)くるむ』ように出来ています。

Key sheath(キー・シース)は、鍵を違ったアプローチで保管します。
剣や包丁の様に鞘(さや)に差して固定するようにデザインしました。
鞘に差し込んだら、昔の剣やガンホルスターのようにホックで留めます。
鍵はジャラジャラせずに鞘でしっかりとホールドされいますので、使う時は剣のように鞘からシャキーンと引きぬいてください。

ベルトループ、バッグの内側のDリング、バッグの外側のハンドル付け根など、お好みの場所に。